2018年2月より、沖縄県が民間事業者と協力して整備推進しているフリーWi-Fiサービス「Be.Okinawa Free Wi-Fi」において、Web-APIによる認証連携のフィールド実証が開始されます。
「Be.Okinawa Free Wi-Fi」は県の指定する事業者として、2018年1月現在、沖縄セルラー電話株式会社、POPCHAT沖縄株式会社、ソフトバンク株式会社の3社がフリーWi-Fi整備を推進していますが、当機構の枠組みを活用いただくことにより、別の事業者が整備するエリア間を移動した場合においてもアプリによる簡易で統一された手順で利用が可能となります。これにより、観光等で県内を移動しながらフリーWi-Fiを利用する際の利便性が大幅に向上することが期待されます。

本フィールド実証の開始時点において、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi(株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス)」「JAL Explore Japan Wi-Fi(株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス ※日本航空株式会社との共同開発)」および「えひめFree Wi-Fi接続アプリ(株式会社愛媛CATV)」の各アプリが対応し、国内外より沖縄県を訪れる利用者様により便利にご利用いただけるほか、一部アプリによるスマートフォンユーザ向けのコンテンツ配信実証を行い、Wi-Fiやスマートフォンアプリを活用した観光マーケティングの有効性の評価が行われる予定です。なお、今後対応アプリは順次追加される予定です。

また、多様なアプリからフリーWi-Fiへ接続可能となる認証連携の特性を活かし、沖縄県独自の取り組みとして、フィールド実証終了後の2018年度以降、県内観光を支援するアプリにおける対応が計画されているほか、独立行政法人 国立高等専門学校機構 沖縄工業高等専門学校 メディア情報工学科正木研究室においてWi-Fi接続機能を組み込んだアプリの研究開発が予定されています。

当機構は、会員各社および当機構の枠組みをご利用いただく事業者様によるWeb-API対応ネットワーク、アプリの提供を通じて、複数事業者の運用するネットワーク、複数事業者の提供するアプリの組み合わせによる認証連携を推進し、自治体の推進するフリーWi-Fiの利活用高度化、価値の向上を支援してまいります。

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